小さなイラッには、ぜひ「モモ」を

Noppo社労士事務所のWatabeです。

 

ドイツの作家、ミヒャエル・エンデの「モモ」という作品をご存知ですか?

私は小学生の頃から大好きで大人になった今でも忘れられない作品の一つです。

モモという不思議な女の子が住む街に「灰色の男たち」が現れます。町の人たちは彼らに
「時間を貯蓄できる」と言いくるめられ、時間を節約し始めるのですが、実は彼らは時間
泥棒だったのです!町の人たちは節約した時間が奪われてしまっていることに気付いてい
ません。

 

「時間節約」を始めた町の人たちは、人と関わる時間を無駄だと考えるようになり、お店の
人たちは接客がぞんざいになっていき、喧嘩が増え、次第に町全体が不機嫌で怒りっぽくて
無機質なものになっていきます。
町の人や雰囲気の変化に気づいたモモがみんなの時間を取り戻す冒険の途中、何度も灰色の
男たちとの攻防があり、ドキドキハラハラしつつもどこかのんびりしたモモの空気感でほん
わかした気持ちにもなる、素敵な物語です!

 

話は変わりますが、私は週に1回自宅の近くのお花屋さんに通っています。
毎回数本ではありますが、毎週お花を買って飾るのを習慣にしています。
お店の方が私の顔を覚えてくださっているのか、いつも声をかけてくれるので会話をしな
がらお花を選ぶのですが、私が選んだ花を必ずほめてくれます。

「その色が素敵だよね」

「その組み合わせは綺麗に見えるよね」

会話がなくても買い物を成立させることはできるはずなのに、お花屋さんが声をかけてくれる
ことで、数分の間ですがいつも心がほんのりと温かくなる時間を貰っています。

 

そのたびに「ここにはまだ灰色の男が来ていないな」とモモを思い出しながら一人でニヤニヤ
しつつ帰宅するところまで含めてルーティーンです笑

 

子供の頃は灰色の男たちに立ち向かうモモの冒険物語だと思っていましたが、大人になった今
またこの物語のことを考えると、せかせかせずに時間を豊かに使うことの大切さを伝える物語
だなぁと感じます。

 

駅の改札で前の人のチャージが足りず、スムーズに改札を通れないときにイラっとすることは
ありませんか?(私はあります笑)
そんな「小さなイラッ」を感じたときは、ぜひ「モモ」を手に取ってみてはいかがでしょうか?

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