鼻中隔弯曲症の手術のリアル体験記~実際の流れと術後の様子~
Noppo社労士事務所の養父です。
4月20日に鼻中隔弯曲症の手術を受けてきました。せっかくなので、自分の記録も兼ねて、初日と翌日から1週間後の様子を残しておきます。これから手術を受ける方にとっても参考になれば幸いです。
手術日当日
当日は10時30分に日帰り手術を行ってくれるクリニックへ。かなり早めに到着したので、今日の歩数を稼ごうと思って近くをぶらりと散歩。
手術室へ案内される前に、先生と少し挨拶を交わし、その後、手術室では着替えや案内、簡単な問診が改めて行われました。問診が終わると、すぐに手術台へ。そこには先生のほかに、麻酔科医の先生もいて、各種器具の装着が早速スタート。
麻酔は「手の甲」から。これは初体験(翌日、手の甲が青くなっていたので何かと思ったら、このときの内出血でした)。左手から麻酔薬が入るときに、ぐっと押されるような感覚と鈍い痛みが気持ち悪い。が、その直後に一気に意識がなくなりました。
次に気がついたときには、手術はすべて終わっていて、ストレッチャーで隣の休憩室へ移されていました。この時点で、鼻は完全に詰まっている状態。意識はぼんやりしているのですが、しっかり眠れる感じでもなく、ひたすらぼーっとしているような時間が続く。あと、全身麻酔のとき、人工呼吸器が挿管されていたため、喉が少し痛い。
看護師さんが何度か血圧を測りにきてくれて、体調の確認もしてくれました。もしかすると、その確認をしてくれていたのは麻酔科医の先生だったのかも…。それぐらいボーッとした状態。
その後、執刀してくれた先生が来てくださり、手術について少し説明がありました。中の8割くらいは治せたけれど、残りは形成外科の領域になるというお話でした。また、2日間は身体を起こして、テレビでも見ながら安静にしていてくださいとのこと。
あとで確認したところ、この8割というのは耳鼻科で対応できる鼻の中の機能的な部分のことだそうです。残る部分は鼻の入口側で、そこは形成外科の範囲になるとのことでした。もしそこまで対応が必要であれば、医大を紹介してくださるそうです。ただし、鼻詰まりが改善したと感じられるなら、形成外科までは必要ないとのことでした。
しばらくして身体を起こし、初めて水分をとりました。そのあと少し休んでから着替え、トイレへ。総額治療費は複合手術だったということもあり、結構な金額でした(80万近い)。これを3割負担。そして、限度額が適用されます。健康保険、有り難い…。
薬局で薬を受け取ってからいざ帰宅。途中の飯田橋で鼻からの出血があり、綿球を取り替えることに…。これが地味にしんどい…。その後、西友でうどんなど消化のよさそうなものを買い、バスで帰宅。
帰宅後は、妻にうどんをお願いし、食べましたが、味を感じない…。あぁ、嗅覚も味覚も失われたか…と思っていたら、後で本人が笑いながら、タレを入れずに作っちゃったーと。
・・・
本人は笑ってごまかしていましたが、ちゃんと袋に書いてある説明を見ずに適当に作ったのが丸わかり・・・。ま、いつものことだし、やりかねんよね…ってことで、特に文句を言う気持ちもない。ただ、こういうときの対応は、なかなか味わい深いものがあります。
術後は左の鼻からの出血がやや多めで、口からも一度、どろっとした血が出ました。少し驚きましたが、術後なのでこういうこともあるのだと思います。
夕食は焼き鳥も食べてみたのですが、ブヨブヨした物体をただただ噛んでいる感じ。一方で、ゼリーはかなり食べやすくておいしい。桃ジュースは、これは少し飲みにくさがあり。結果的に美味しいと思ったのは、ゼリー系かヨーグルトですね。それ以外は特段美味しさを感じることもなく、食欲も湧かなくなりました…。辛い。
術後の時間つぶしのため、これを機にネットフリックスを契約しようかと模索。ただ、見始めたら止まらなくなって、時間が溶ける未来も簡単に想像できたので、今回はやめておきました。本当に観たいものがあるときだけ契約するという使い方が、やはり合理的かも。契約へのハードルは下がったので、いずれ観ることになるでしょう。
夜は、最初は徹夜する勢いでしたが、これは間違いだと気づく。途中で寝れなくても横になることにしました。案の定、ぐっすりではないものの、うっすらとうっすらと眠ることはできました。何度起きたかはわかりませんが、痛みがなかったので鎮痛薬を飲むことは一度もなく、左鼻からの出血も寝る前にはかなり落ち着いていて、寝ていても問題ありませんでした。以前買っていた「コの字型のヨギボー」が、上体を少し起こして寝るのには最適でした。
翌日の4月21日、通院日
睡眠スコアは59点!。過去最低を記録。しかも追い打ちをかけるように、今年初の蚊に2か所刺される。
この日に追加で確認したことがいくつかあります。
ウォーキングについては、汗をかかない範囲であれば問題ないとのこと。鼻洗浄は1日最低2回とのことでしたが、回数自体は増えてもよいとのこと。次の月曜日には詰めているものを全部取る予定で、鼻洗浄によって奥のほうに詰めたもの(止血剤の綿?海藻?)が流れていくこともあるとのことでした。
また、寝るときは綿球を外してよいとのことで、これはかなりホッとできる情報でした。右の鼻の上あたりが腫れている感じもあったのですが、これも正常範囲とのこと。術後1か月くらいは、腫れたり、かさぶたができて取れたりを繰り返すそうです。
今回あらためて感じたのは、手術そのものは麻酔で一瞬で終わったように錯覚できる。でも、術後が大変だということ。
鼻が完全に詰まる感覚(人によっては口呼吸ができないことでパニックになる人も…)や、出血、食事のしづらさ、眠りにくさなど、想像以上に細かい負担があります。ただ、痛みが強くなかったのは救いでした。
これから鼻中隔弯曲症の手術を受ける方に伝えるなら、初日は無理せず、ゼリーなど食べやすいものを準備して、寝る姿勢や術後の過ごし方を事前にイメージしておくと少し楽になると思います。
術後1週間目の処置と体調
術後1週間目にシリコンプレートを取るのですが、それまではどうしても体調の変化が激しいということもあり、デスクワークもできるかと言えば、僕の場合は、微妙でした。五分五分という感じ。口呼吸になるので、明らかに酸素不足で視界も悪く、ボーッとした感覚。当然、集中力もない。なので、基本は休みにしておいた方が安心で、メールチェック程度が良いかと思います。
そのシリコンプレートを取る処置ですが、これは流石に痛いのでは?と思うかもしれません。恐らく麻酔薬を染み込ませた綿を詰めて部分麻酔をしてから除去するので、めっちゃ痛いわけではありません。ただ、鼻の奥に詰められた止血剤のような海藻を吸引されるのがちょっとしんどい…。とはいえ、以前は、このようなやり方ではなく、ガーゼは引っ剥がすという超超痛い術後処置だったようですから、医学の進歩には感謝感謝です。
また、鼻が開通したときの感覚はどんなものかというと、鼻から吸った息が、どストレートに鼻の奥に当たるような感じでした。脳に酸素が行き渡ることを実感し、中杉通り沿いの新緑がさらに生き生きと目に飛び込んでくる感じは今でも覚えています。
さらに、嗅覚。夕飯を食べたときに、鼻の奥をくすぐる香りは、本当に感動です。これまで嗅覚を失ったことがないだけに、この手術を受けたからこそ、味わえた感動ですね。失わないと当たり前になっていて、「有難さ」を実感できないのは、残念な生き物やと改めて思いましたが…。
結局、手術後の1週間はあまり使い物になりませんでした。そんな状況でも事務所が滞りなく稼働しているのは本当に有難いですね。2024年に若干血迷ってコーチングスクールに通ったときも、職員の皆は否定することもなく、不満をいうこともなく、協力してくれました。それもこれもアセスメントセンターという採用選考手法を活用して、見送るべき人を見送ったからこそ、出会うことのできた人たち(信頼できる真面目な人たち)だと思います。その採用選考プロセスは相当大変であることに間違いはないのですが、入社後に非生産的な苦労をするより、よほど生産的な苦労だと思います。採用を真剣に取り組むことの副産物はこういうところにもあるということを経営者の皆さんには是非知ってもらいたい。
これから鼻中隔弯曲症の手術を受けられる方の参考になれば幸いです。
追記 20260504
無事に術後から2週間が経過しました。術後2週間は、遠方への旅行や激しい運動は制限されているのですが、これが漸く解禁です。
私の場合、昨年から隔日で筋トレをしていて、今回の手術後はどうしても一時中止せざるをえなかったのですが(特に術後1週間は完全に鼻呼吸状態ではやる気さえ起きない)、解禁初日から筋トレを再開することができました。
手術後、2週間目の状況はどうかというと、
・起床時に、鼻が詰まって息苦しいということがない
・起床時の食欲が以前よりも増している
・睡眠の点数が術前より概して高くなっている(特に深い睡眠の時間)
・日中の体の重さやダルさを感じることが減った
・日中、特に昼食後の生あくびが明らかに減っている
・まだ鼻の奥がチクチクする感覚がある
・恐らく、まだ一部腫れがあり、それが鼻の通りを悪くしている
・鼻からの出血はほぼないが、少しだけ出血
最終的に落ち着くのは手術後1か月は必要という話を聞いていたが、恐らくその通りなのだと思います。日帰り手術とはいえ、全身麻酔で、内視鏡で内部を切って整えているわけですしね。残り2週間でどの程度の変化があるか、それも楽しみです。
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