「カルチャーフィット採用」の落とし穴

この記事の著者

養父 真介

養父 真介社会保険労務士

社会保険労務士法人 Noppo社労士事務所 代表

Noppo社労士事務所の養父です。

採用の現場ではよく、「うちのカルチャーに合う人を」とか「性格的に相性のいい人を」といった言葉が飛び交います。

確かに、組織と人の相性は無視できません。

でも、その“ふんわりとした相性”って、見極められてるんでしょうか?

実際は、「話しやすかった」とか「感じが良かった」といった印象にすぎず、相性という名のもとに“好み”で判断してしまっていることも少なくありません。

しかも、カルチャーってそもそも不安定なものです。

どれだけいい組織でも、「たったひとり問題のある人」が入っただけで、空気は一気に変わります。

逆に、いい人が入ることで、ガラッと風土がよくなることもある。

つまり、カルチャーは「守るもの」ではなく「育てていくもの」ということです。

だから、「カルチャーに合うかどうか」で採用を判断するのは、実はあまり意味がありません。

本当に見るべきは、その人が精神的に自立した人かどうか。

自分の頭で考えられるか、他者を思いやれるか。

その人がいることで、まわりも前向きになれるかどうか。

そんな人は、たとえカルチャーに合ってなくても、ちゃんとカルチャーを育ててくれます。

「相性」よりも、「内側にある本質的な力(仕事力や人間力)」。

採用で本当に大事にしなければいけないのは、そこです。

ただ、「内側」にあるがゆえに、
「採用面接や適性検査などの応募者のアウトプットで判断する手法ではほぼほぼ判断できない…」
ということも人事担当者には知って頂きたいと思います。

この記事の著者

養父 真介

養父 真介社会保険労務士

社会保険労務士法人 Noppo社労士事務所 代表

「人に関する経営判断を、勘だけにしない」をテーマに、採用から入社後の労務管理まで一貫して支援しています。

2008年11月に社会保険労務士事務所を開業。2010年に概念化能力開発研究所と出会い、以来、顧問先や自事務所において数百人規模の採用アセスメントに立ち会ってきました。当事務所の職員も全員、この手法を用いて採用しています。

社会保険労務士としての労務管理支援に加え、採用時の見極めや採用の仕組みづくりを支援しています。著書に、介護事業所の経営と労務管理に関する書籍が2冊あります。

社会保険労務士登録番号 13080434

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