登山と風呂と朝ごはん

Noppo社労士事務所の養父です。
突然ですが、私、意志が弱いんです。
たとえば「ランニングを毎日しよう!」とか、「ジムに通おう!」とか、
そういうのはまったく続かないタイプです。
気分が乗らなければ「今日はいいや」と早々に諦めてしまう・・・。
でも、なぜか山には登れます。しかも、気持ちよく。
この違い、ずっと不思議だったんですけど、最近ようやく理由がわかってきました。
◆山に登るという「仕組み」
私がよく行くのはじ自宅からも小一時間ほどで行ける高尾山。
朝早く起きて電車で高尾山口へ。
駅から1時間と少しくらいで頂上まで一気に登ります。
登山のいいところは、「登り始めたら途中でやめづらい」ところ。
走るのと違って、始めてしまえばもう進むしかない。
つまり、意志の強さに頼らなくても自然とゴールにたどり着けるんです。
それに、朝の山ってとても気持ちがいい。
人気の高尾山でも早朝はまだ人が少ない(それでもかなり多い方です)。
空気が澄んでいて、マイナスイオンだらけ。
静かな山道を歩いていると、だんだん何も考えられなくなっていき、歩くことだけに集中するようになります。
◆「頂上で食べるご褒美の朝ごはん」
登りきったら、まずやるのは家族への登頂の報告。
それから、朝ごはん。
これが結構いいんです。
かなりハイペースで登ってカロリーを消化しているため、炭水化物への罪悪感が少ない。
そして、体を動かしたあとに食べるごはんは、普段の2倍くらいおいしく感じるんですよね。
これからの季節は、温かいコーヒーやカップヌードルも食べたいところ。
小さなご褒美なんですけど、これがまた達成感を強くしてくれます。
◆「風呂で頭と体を洗う満足感」
下山したら、そのまま極楽湯へ直行します。
1時間くらい、何も考えずにぼーっと湯船につかります。
お気に入りは、屋外にある体温に近い炭酸風呂。
これがまた最高で。
しかも、私にとって意外と大事なのが「頭と体を洗う」こと。
普段、面倒だなと思いがちなことを、朝のうちに全部やってしまう。
「今日やるべきことを、もう終わらせた」という小さな達成感で、気分がすごく軽くなるんですよね。
◆自然と心が整っていく
湯船につかってぼーっとしていると、仕事のことがふっと浮かんできたりします。
意識的に「考えるぞ」と思っているわけじゃなくて、自然と頭が整理されていく感覚。
これは脳の仕組みにも関係しているらしく、力を抜いているときのほうが、むしろアイデアが湧きやすいとよく言われますよね。
仕事のこと、事務所の今後のこと、お客さんのことなどを思いめぐらす時間は、まさに至福です。
◆小さい頃の思い出と今
父がアウトドア好きで、昔は家族でよく近くの山に行き、飯盒炊飯をしたものです。
その記憶が残っているからか、20代の頃も山岳会に入り、涸沢や穂高によく行っていました。
とはいえ、当時は山そのものが好きというよりも、一緒に登った仲間とわいわい酒を飲むのが楽しかったんです。
今は、仕事を精力的にこなすための体づくりと心を整えるための登山。
登る理由は変わりましたが、山と過ごす時間の心地よさは、あの頃と変わらないままです。
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