介護事業所経営の極意と労務管理・労基署対策・助成金活用

私が著した後半200ページの労務管理・労基署対策・助成金活用の中で何を伝えたかったか・・・

それは、法律はあるけど、人と人は法律論で片がつくはずもなく、要は「社員との信頼関係ですよ」という、いわば当たり前だけど中々実績できないことを基調としています。

「法律を知る」ということも大切ですから、もちろん法律論についても網羅はしています。

また、特にお読みいただきたいのは、「採用編」です。私は顧問先の「入口の番人でありたい」と常々思っているのですが、社労士として、トラブル発生後の対策ではなく、トラブルが発生しないような対策をいかに打ち続けることができるか・・・が社労士の醍醐味だと思っています。経営者と従業員が互いを罵るだけしかないような非生産的な場面には出来うる限り出くわしたくはありません。トラブルに強い!というよりもトラブル「予防」に強い!そうありたいし、そうあり続けたいです。そして、それを追求することは「採用を追求すること」に繋がります。これを伝える人間が意外と少ない・・・。この解雇不自由な国「日本」において、採用の自由を活かさないことが、どれだけ非生産的で合理的ではないか・・・。経営者の方にはよくよく考えていただきたいと切に願わざるを得ません。